「美しさ」について、よく考えます。
例えば、
野に咲く花は、
泉の水に似ていると思う。
野の花は、
ただただ、そこに、咲いている。
泉の水は、
ただただ、そこに、湧いている。
そして、
人の手が、花を摘む。
人の手が、水を汲む。
それは、恵み尊ばれ、
街へ運ばれ、
消費される。
街は、
花の美しさを、消費する。
街は、
泉の清らかを、消費する。
泉の水は、
人の身体で、消化される。
野の花は、
人の心で、消化される。
水も花も、
消化されるなら、幸せだ。
いのちを うるおし、
こころを 癒して、
そうして、やがて、排泄される。
排泄されれば土に還る。
還れば、再び、始めに戻る。
そうして 再び、いのちは巡る。
水は、循環する。
それは、大いなる 自然の摂理。
美しさも、循環する。
美しいと感じる心の歓びは、
波のように、人から人へ伝染する。
美は、「概念」ではなく「摂理」だ。
美は、伝わるし、
伝えていかなくちゃいけない。
伝われば、
ぐるりと廻って、始めに戻る。
そうして 再び、いのちは巡る。