8/29(火)
そろそろカサブタが剥がれ落ちる時期。
風にかえるアトリエにて、魂の闇と向き合う。
帰り道、ハラの底に棲みついていた鈍痛のような塊が消えていた。
あのザワザワした感触の“記憶”だけを残して。
8/30(水)
出来事の起こる時って、どうしてこうも連鎖スルのかってくらい、
アレもコレもが同時にやってくる。
ってことは、
幸も不幸も、案外、どさくさ紛れにしかやって来ないのかも知れない。
だって、たとえば「結婚なんて勢いよ!」とかって言うじゃない!
たしかにイキオイだ、って経験者としてはそう思う。
理屈じゃないし、良し悪しでもない。そういうモンだ。
それは料理の味付けみたいなもので、
要するに、火加減とタイミングってことなんだろう。
美味いか不味いかは、食べた人次第。
8/31(木)
モノゴトに積極的に関わる為には、ススんで責任を負うべき時がある。
そう思って担っていた役割のひとつを、降りることにしました。
高く積み上げたトランプタワーからそっと手を離す心境。
9/1(金)
雨。
季節はいつも一瞬で変わる。
変わらないのは、人の「意識」
何故って、
誰もが、自分の人生は昨日からの続きだと信じているから。
9/2(土)
ハマってる「オシム監督語録」風に言えば、
美容師にとって最も大切な能力は“観察力”だと私は思う。
センスやスキルはその後だ。
私が店づくりをするとしたら、観察力のあるスタッフを育てたい。
さて、
観察力がいくらか欠けていても、美容師は髪型をつくることが出来る。
だからそれでもお客さんは付くし、店だってやって行ける。
話題になったり、売上が上がったり、満足してもらえたりもする。
それが“演出”ってモンだ。
まぁ、誰も困らないからそれはそれで良いんだろう。。
9/3(日)
波の音で目が覚めた。
地響きのように押し寄せる。
遠い南の台風のせい。
津波の夢をみた。
すべてが砂に埋もれても私の部屋だけは無事、というジコチューな話。
閉ざされた楽園のような私の部屋は、
子供の頃に読んだ『奇岩城』みたいだった。
[SOUL-conscious] #38
なんとなく「成長」を感じた。